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会報より

モォツァルト広場の皆さんへ・・・・・会員番号 K527 三浦真

かけがいのない同期生であります加藤明君に励まされ、おどかされ、煽てられたりですっかり丸め込まれ、特別会員になりました三浦真(まこと)(五城目町出身)です。

たまたまオーストリアのリンツ市というところに住んでおります(私にとって第二の故郷です)。古都ウィーンとざるつぶる具の中間にあり、ドナウ川で栄えた町です。中世ではヨハネス・ケプラーという天文学者、近代で音楽科のアントン・ブルックナーの出身地です。今までは観光客が素通りする町でした。今は一つの穴場になっております。私事で申し訳ありませんが・・・私は1970年夏に横浜の大桟橋埠頭からソヴィエトのバイカル号で旅立ちました。シベリア経由ン中央ヨーロッパ行でした。旅が性分に合ったようで現在まで続いております。

モーツァルトとは殆ど付き合いがなく今日まで至っておりましたが、加藤君がオーストリア滞在中に少々モーツァルトに近づきました。いや、近づかされました。少々とは皆さんにも失礼ですが、ここにおりますと余りにもモーツァルトが身近すぎて素通りの感がします。ありとあらゆるものに(音楽からお菓子まで)こんなに皆さんに愛されかつ利用され自慢されている名前はどこにも見当たりません。

皆さんご存知かと思いますが。WOLFGANG(ヴォルフガング)は狼の通りすぎといい、古代ゲルマン人は出陣の途中、狼に出会うのを戦勝の吉兆とした。狼は鴉とともに昔、軍神の使獣とされてきたので古代ゲルマン人は男児に武運を祈って好んで狼にちなんで名をつけた・・・とありました。AMADEUSはラテン語で独語ではGOTT-LIEB神の愛児です。

古代の勇ましい名に愛なる名がつながります。まさにモーツァルトはユニークな人だったと思います。

さてしないなる加藤明が下足箱の番号や走行キロやページ数やらでKVの何番・・・ハイ・・と口ずさみながら(自分は駐車場や下足番号等の番号順を間違えたり忘れたりしてうろうろしたことがありますが・・・)・・・明は口ずさみながらおもむろに下駄箱を開け・・・黄昏の街を颯爽と事を転して行くのである・・・マメページが下がります。

私のほうもいろいろな国や土地を彷徨し邂逅し、やはりその場所やそのときの感情等で胸の中から知っているメロディーが自然にあふれてきます・・・。涙が出そうになったのはサハラ砂漠を横断中に・・・付の砂漠をはぁるばるとオー・・・と・・・名曲だったと思います。チュニスやモロッコではカスバの女が・・・メキシコ、グアテマラの中南米ではマンボNo5やコーヒールンバが飛び出し腰がふりふりとなり、アマゾンの上空ではコンドルになって・・ブエノスアイレスでは私の一番大好きなアルゼンチンタンゴのさらば草原やエル・チョクロ、銀狐等が・・・スミマセン俗っぽくて・・・、でも・・でも皆さん!!モーツァルトの作品とは知りませんでした・・スミマセン・・・イスタンブールにて!

しどろもどろの乱文でごめんなさい。もしこちらで私に出来ることがありましたら(作文以外)お知らせください。オーストリアツアーなんかもどしどし私のほうに連絡して相談してください。

それでは皆さん御機嫌様