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会報より

幸せな出会い・・・・・会員番号 K505 日景聡子

会報への投稿は初めてですから、ご挨拶を兼ねて入会のいきさつを書くことにします。

ちょうど一年前のことです。私は用事があって、佐々木章さんんを職場に訪ねました。話が一瞬、モーツァルトという言葉に触れた途端に私の用事はすっ飛ばされて「モォツァルト広場に入りませんか?」「はぁ?」「いやいやぜひお入りなさい」というも早くも電話はすでに加藤代表に繋がっていました。こういう熱心に私はとても弱い。それではせっかくですからと楽しく心身のためになる健全なものへの興味、関心の強い仲間六人とともに代表に会うべくイヤタカに参りました。加藤さんの温厚で包容力あるお人柄とモーツァルトに対する並々ならぬ愛情、その博識にすっかり見せられてしまった私たちは「入ります、入ります。七人まとめて面倒みてください」さぁ、それからが大変。KV番号を決めなければなりません。モーツァルトの曲をたくさん知っているわけでもないし、好きな曲はすでに使えなかったりで、なかなか難しいのでした。そこで私たちは、まだ使われていない曲で加藤さんのお薦めCDをいろいろと聞かせてもらうことにしました。どれもこれも素敵な曲ばかりです。「これは僕のとっておきの曲です。それも僕のとっておき。あれこそ僕の宝の曲なので!」止めどがありません。加藤さんのとっておきを無常にも七つも剥ぎ取って嵐のように津波のように引き上げてきた私たちでした。番号だけをご紹介しますと、19a、85、254、386、499、505、516です。ほとんどどれも素敵な曲です。七人それぞれの個性にもピッタリあってて、とても嬉しいです。最初から手間のかかる私たちですが、代表初め会員の皆様方にはお付き合いのほど、なにとぞよろしくお願いいたします。

さて、話を前に戻して佐々木さんへの私の用事は何だったでしょう。実は「青少年音楽の家」のベートーヴェン・ミサ曲演奏会への参加のお誘いと前年のモーツァルト・レクイエム演奏会に参加していただいたお礼を述べようとして反対にモォツァルト人場に誘われてしまったというわけです。演奏会には片岡さんともどもちゃんと参加してくださって、とてもありがたかったです。なんとこの演奏会は昨年度の秋田県芸術選奨特別賞を受賞したのです。佐々木さん、片岡さん、今年はグノーのチェチーリアミサですよ。会員の皆様方の中でコーラスに参加してみたいとお思いの方は是非ご一報ください。この紙面を借りてほんの少しだけ宣伝させていただきました。

モォツァルト広場に出会ったお陰でこの一年間、心楽しく過ごすことが出来ました。とても幸せなことだと思っています。